此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。
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最近、夢を見る。
いや、別に今までも見てたんだけど、最近は妙な夢を見る。
僕は何処かの……里のような場所を歩いている。そこでは貧しいながらも懸命に生きている人達がいた。
「………」
僕は一軒の家の前で立ち止まる。そこは、周りの雰囲気にそぐわない豪勢な屋敷だった。僕はその屋敷のドアを無言で押し開く。
数人の使用人が頭を下げ、その中の一人が僕を上の階に案内する。何となく、居心地が悪かった。
「此処でございます」
使用人が扉を開け、中に入る。そこには煌びやかな服を着た太った男がソファに座り、周りには数人の女を侍らせていた。
僕は、その男のある一点を見逃さなかった。
「これはこれは、ようこそおいでくださいました!どうぞ、こちらへ」
気味の悪い笑顔を浮かべて男は向かいのソファを勧める。
「どうも。……それで、話というのは?」
普段の僕より低い声……どちらかというとセツナの声に近い。最も、僕は自分の内側から見ているだけなのでこれが自分なのか、そうではないのかを判別することはできなかった。
「いえ、大した話では無いのですが……実は、あなた方のお力を是非ともお借りしたいのです」
「…具体的な説明を、お願いします」
僕の声は僅かに苛立ちを含んでいた。
「私どもはこの辺境の地において様々な事業を起こして参りました。しかし、最近になって近隣の里の者が私たちを妬み始めまして……この里の者たちの為、この里を守ろうと考えたのです。しかし、我々には戦力などほとんどありません。せいぜい農民に鎧と槍を持たせるくらいのものです……そこで、是非ともあなた方の戦力をお借りしたいのです」
揉み手をする男。僕は目を閉じ、考える仕草を見せた。
「………そうですね………」
僕は目を開き、答えを告げる。
「お断りします」
「な、何故です?報酬ならいくらでも……!」
僕は首を振る。
「私たちが欲しているのは報酬ではありません。いや、それよりも……私たちは人間同士の争いに加担するつもりなんか無い」
「で、では!あなたはどうしたら協力すると……!」
僕は、にやりと笑う。この時点で、これは僕では無いのだろう。
「………お前を、殺させてくれたらかな?」
僕は、その男の足にある鎖を一瞥し、刀を抜いた。
「き、貴様!」
男は近くにあった散弾銃(らしきもの)を手に取り、乱射する。どうやら気魄の弾丸のようで、当たればそこそこのダメージがあることを物語っていた。
(…周りの女たちも、か……いや、下手したらほとんどが………)
隙を見て隠れていた物陰から飛び出し、刀を一閃させる。それだけで女たちを切り裂き、消滅させる。
「これは、これはワシの財産だ!ワシの金だ!だれにもやらん!誰にもやらんぞォォォォ!!!」
「…いらねーよ、そんなもの」
僕は跳躍し、刀を持つ手とは逆の手でナイフを抜いた。
「だが、お前を放置しておくワケにはいかねーな」
跳躍した直後に刀で銃身を真っ二つに斬り裂き、そのままの勢いで男の真上で倒立反転する。
「ワシノ、ワシノカネダァァァァァ!!!」
「煩いな……もう良いだろ。消えてくれ」
僕はナイフを男の脳天に突き刺し、重力の力を利用してそのまま一気に頭から腰までを切り裂いた。
「ギャアアアアア!!」
男の断末魔の叫びを最後に静かになる。刀を鞘に収め、ナイフを腰に戻す。
下に降りると、蒼髪のちんまい少女が立っていた。
「終わった?」
「あぁ。しっかしダリイ仕事だったぜ。早く帰るぞ」
「ん」
何故か手を差し出してくる少女。
「……言っとくが、手はつながねーぞ」
舌打ちして手を引っ込める少女。そして、僕らは帰還する。
「……夢か」
自室のベッドで目を覚ます。寝ぼけた頭で夢を思い返す。
「……あの女の子、誰かに似てたような………」
よく、思い出せない。ふと、目を横に向けるとすやすやと寝息を立てている……フレイア、という名らしい少女が目に入る。
彼女は基本クールであまり喋らないのだが、セツナが表に出てるときだけ人が変わる。それはもう、もの凄く。
え、気になるって? それはまた、いずれの機会に。
……っていうか。
「何でこの部屋で寝てるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
後書き
不定期シリーズ物、キヲクノカケラ第一話をお送りしました。内容についての詳細は語りませんが、眠る前の人格はセツナの状態だったということだけは言っておきましょう。
え?何かあったか?
………無いんじゃないかな?知らないけど。(ぇー
それじゃ、またお会いしましょう。
僕は何処かの……里のような場所を歩いている。そこでは貧しいながらも懸命に生きている人達がいた。
「………」
僕は一軒の家の前で立ち止まる。そこは、周りの雰囲気にそぐわない豪勢な屋敷だった。僕はその屋敷のドアを無言で押し開く。
数人の使用人が頭を下げ、その中の一人が僕を上の階に案内する。何となく、居心地が悪かった。
「此処でございます」
使用人が扉を開け、中に入る。そこには煌びやかな服を着た太った男がソファに座り、周りには数人の女を侍らせていた。
僕は、その男のある一点を見逃さなかった。
「これはこれは、ようこそおいでくださいました!どうぞ、こちらへ」
気味の悪い笑顔を浮かべて男は向かいのソファを勧める。
「どうも。……それで、話というのは?」
普段の僕より低い声……どちらかというとセツナの声に近い。最も、僕は自分の内側から見ているだけなのでこれが自分なのか、そうではないのかを判別することはできなかった。
「いえ、大した話では無いのですが……実は、あなた方のお力を是非ともお借りしたいのです」
「…具体的な説明を、お願いします」
僕の声は僅かに苛立ちを含んでいた。
「私どもはこの辺境の地において様々な事業を起こして参りました。しかし、最近になって近隣の里の者が私たちを妬み始めまして……この里の者たちの為、この里を守ろうと考えたのです。しかし、我々には戦力などほとんどありません。せいぜい農民に鎧と槍を持たせるくらいのものです……そこで、是非ともあなた方の戦力をお借りしたいのです」
揉み手をする男。僕は目を閉じ、考える仕草を見せた。
「………そうですね………」
僕は目を開き、答えを告げる。
「お断りします」
「な、何故です?報酬ならいくらでも……!」
僕は首を振る。
「私たちが欲しているのは報酬ではありません。いや、それよりも……私たちは人間同士の争いに加担するつもりなんか無い」
「で、では!あなたはどうしたら協力すると……!」
僕は、にやりと笑う。この時点で、これは僕では無いのだろう。
「………お前を、殺させてくれたらかな?」
僕は、その男の足にある鎖を一瞥し、刀を抜いた。
「き、貴様!」
男は近くにあった散弾銃(らしきもの)を手に取り、乱射する。どうやら気魄の弾丸のようで、当たればそこそこのダメージがあることを物語っていた。
(…周りの女たちも、か……いや、下手したらほとんどが………)
隙を見て隠れていた物陰から飛び出し、刀を一閃させる。それだけで女たちを切り裂き、消滅させる。
「これは、これはワシの財産だ!ワシの金だ!だれにもやらん!誰にもやらんぞォォォォ!!!」
「…いらねーよ、そんなもの」
僕は跳躍し、刀を持つ手とは逆の手でナイフを抜いた。
「だが、お前を放置しておくワケにはいかねーな」
跳躍した直後に刀で銃身を真っ二つに斬り裂き、そのままの勢いで男の真上で倒立反転する。
「ワシノ、ワシノカネダァァァァァ!!!」
「煩いな……もう良いだろ。消えてくれ」
僕はナイフを男の脳天に突き刺し、重力の力を利用してそのまま一気に頭から腰までを切り裂いた。
「ギャアアアアア!!」
男の断末魔の叫びを最後に静かになる。刀を鞘に収め、ナイフを腰に戻す。
下に降りると、蒼髪のちんまい少女が立っていた。
「終わった?」
「あぁ。しっかしダリイ仕事だったぜ。早く帰るぞ」
「ん」
何故か手を差し出してくる少女。
「……言っとくが、手はつながねーぞ」
舌打ちして手を引っ込める少女。そして、僕らは帰還する。
「……夢か」
自室のベッドで目を覚ます。寝ぼけた頭で夢を思い返す。
「……あの女の子、誰かに似てたような………」
よく、思い出せない。ふと、目を横に向けるとすやすやと寝息を立てている……フレイア、という名らしい少女が目に入る。
彼女は基本クールであまり喋らないのだが、セツナが表に出てるときだけ人が変わる。それはもう、もの凄く。
え、気になるって? それはまた、いずれの機会に。
……っていうか。
「何でこの部屋で寝てるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
後書き
不定期シリーズ物、キヲクノカケラ第一話をお送りしました。内容についての詳細は語りませんが、眠る前の人格はセツナの状態だったということだけは言っておきましょう。
え?何かあったか?
………無いんじゃないかな?知らないけど。(ぇー
それじゃ、またお会いしましょう。
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