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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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物語は、廻る。


side:Shuitirou&Takeuti
竹内が一つの部屋をノックした。扉を開けると、そこには一人の男がいた。
「……久し振りだな竹内」
「……宮田」
宮田と呼ばれた白衣の男は椅子から立ち上がる。
「死んでしまったかと心配した。……さて、お前も来たことだ。そろそろ行くか」
修一郎が口を挿んだ。
「何処へだ?」
「……屋上だ」
宮田は修一郎へ視線を向けた。
「…君は関係ないことだ。早く、此処から立ち去るが良い」
修一郎は愕然とした。此処まで来て関係ない、の一言で片づけられることではないのだ。
「待ってくれ、何をする気だ!?」
宮田は振り返った。
「……此処は、あの化け物を作り出す為の研究所だ。こんな島に、これだけの規模の病院があるなんて……おかしいだろう?」
「………」
竹内は黙っていた。
「……私と竹内は、不死を研究していた」
宮田はポツリ、と呟く。修一郎が驚いたように竹内を見た。
「私たちの恩師が亡くなった時、決意した。不死を研究し、いずれ先生を蘇らそうと……」
宮田は自嘲の笑みを浮かべた。
「それがどうだ? ここまで散々苦労した。ようやく此処まで来た。だというのに………私たちが生み出したのは唯の化け物だ」
それが、屍人が出現した理由だったのだ。
「…責任を取らねばならない。……竹内、”奴”は頼む」
竹内は笑った。
「あれを俺一人でやれるとは思えないけどな」
宮田も笑い、銀縁の眼鏡を押し上げた。
「それでも、だ」



side:Setsuna&Jin
「……傷は大丈夫か?」
迅と刹那は暗闇の中を彷徨っていた。
「あぁ……何ともないみたいだ」
刹那に大した怪我は無かった。
「……それより、此処は何処だろう……」
彷徨うだけ闇が深くなっている気がした。
「………磁石とか持ってない?」
「持ってないぜ」
迅は即答して、刹那はため息を吐いた。
「……はぁ。…ん?」
刹那が歩みを止めた。迅も止まる。
「どうしたんだぜ?」
「……音が聞こえる」
「音? そんなの聞こえないぜ?」
迅の言うとおり、何も聞こえない。だが、刹那は歩みを進めた。

どのくらい経っただろう。やがて二人は林を抜けた。目の前には大樹がそびえ立っている。
そして、眼前に広がるのは……学校だった。














後書き
更新が遅くなってすみません;;
予定より急な展開で進めることにします。時間が掛かりそうなので……(汗)
学校といえば、そうです。あの学校です。(何

それでは。
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