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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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闇の島にて光が一つ―


side:Shuitirou&Takeuti
「しかし、こんな場所に観光とは……物好きも良いところだな」
辺りを警戒しながら竹内は修一郎へ視線を向ける。彼らは病院の廊下を歩き、2階へと続く階段を探している。それにしても広い病院だ。こんな小さな島にあるにしては……。
「放っておいてくれ。……そういえば、お前も、って言ってたよな。アンタもこの村の人間じゃないのか?」
竹内は頷きを一つ返した。
「俺はこの村の伝承を調べに来たんだ」
「……伝承? …もしかしてあの化け物と関係あるのか?」
「……そうだな……あると言えばある」
「…漠然としてるな」
竹内は鼻で笑った。
「伝承自体はあの化け物と関係ない。……だが、あれを生みだした存在についてなら調べた」
修一郎は驚いたように竹内を見た。
「なら、そいつを倒しに行けば良いんじゃねぇのか? 何で病院なんかに?」
「この病院には俺の知り合いの医者がいる……無事かどうかは分からんが。それに、だ……」
竹内は上着のポケットから一枚の紙を取り出して広げた。
「……こんな奴を相手にできるのか?」
そこに書いてあるのは当に化け物と呼ぶにふさわしい絵だった。脚は四本……いや、よく見ると足ではない。腕だ。頭には頭巾を被っていて、人間の胴くらいの太さの腕。
「…何だ、コイツ……!」
これが本当に存在するというのだろうか……そうだとすれば、彼らは恐らく想像以上の事態に巻き込まれているということだ。
「…とにかく、先へ急ぐぞ……!」
竹内が先を促すと同時に、どこからか奇妙な叫び声が聞こえた。機械の合成音のような………。



side:Shiki
「……化け物の巣窟だな、此処は……!」
志貴は病室のドアをこじ開けようとしていた屍人の一人の首を刀で切り落とした。だが、それは暫くするとグロテスクな動きで元に戻り始める。
「冗談じゃないな……!」
志貴は2階の廊下を疾走した。とにかく此処にいてはいけないと彼の本能が警告している。だが、窓はどれも木の板で釘付けされている。壊すこともできるが飛び降りた時のことにも不安要素がある。
「流石に無理がある……脱出を……!」
怪談まで辿り着いた所で彼は立ち往生することになる。下から数多くの屍人が上がって来ている……!
「しまった……!」
迂闊だった、と彼が歯軋りをする。同時に後ろからも屍人が迫ってきている。
「………」
彼は右手に刀を、左手にナイフを持つ。
「ここで、死ねるか………」
仲間がいる、友がいる。何よりも大切な者がいる。
「……まだ、こんな場所では………!!」
彼は刃を振りかぶる。彼の大切な者が待つ場所へ帰る為に。



side:Setsuna&Koto&Suda&Ayame
彼らは林を抜けた先に広がる崖の上にいた。何時の間にこんな所まで上ったのだろうか。彼らの視線はやや離れた所に見える、月明かりに照らされた病院に注がれていた。

「……此処から見えるあの病院……あそこが、宮田先生がいる病院だね?」
刹那がコトに問いかけると、コトは頷いた。
「そう、あそこは島で一番大きな病院なの」
「それにしては大きすぎないですか……?」
あやめが言う事も尤もだ。こんな島にあれほど大きな病院が必要なのだろうか。
「……行ってみましょうか。宮田先生が無事かどうかは分からないけど……」
須田の言葉に皆が頷いた。
「だけど、此処からあそこまでは違う道を見つけないと行けないみたいだね。この崖……」
刹那が崖を見下ろす。下は見えない。夜だから、ということもあるだろうが……とても降りることはできそうにない。
「……車が通った跡があるね。ここを辿れば下までは降りられるんじゃないかな?」
今彼らが来た林を横切るように車輪の跡がある。辺りに木を切った跡があることから、木の伐採でもしていたのだろうか?
「よし、これを辿って………」
刹那がそう言って立ち上がった瞬間、眩い光が彼の視力を奪った。
「!? 何だ!?」
須田が言うと同時に、車のエンジン音……こちらへ向かって来ている。
切り開かれた車が通る道……そこから現れたのはトラック……乗っているのは……。
「ヒヒハハハハヒハハハハハハ! テイコウ、を……ヤめナサい……!」
「! あいつ、あの時の!」
乗っているのは刹那が最初に出会った警察官の屍人だった。
刹那は咄嗟に横に転がる。危うく崖から落ちるところだった…。
車は崖の手前で止まり。


パン


「!!」
「刹那!!」
「……!」
あやめ、コト、須田が驚愕の表情を浮かべる。だが、刹那だけが状況を理解できていなかった。
「……え?」
ぐらり、と視界が揺れる。胸に酷い痛みを感じる。
「リョウカイ……射殺、しま…ス…ヒヒアハハハハ!!!」
不快な合成音のような叫び声、その主は拳銃を自分に向けていた。撃たれたのだ、とようやく理解した。
そして、そのまま浮遊感に襲われ、一瞬の後に何も見えなくなった。




side:Jin
「……歩いていれば何処かに出ると思ったんだけどな……」
迅は立ち止まって辺りを見回す。獣道を歩くこと数十分。今だに開けた場所には出ない。
「……ん?」
ふと、音が耳に届いた。何かが土砂を滑り降りるような、そんな音。
「慎重に様子見、っと……」
屍人である可能性も考慮して音のした方へ向かう。と、そこには黒いロングコートの少年が倒れていた。
「………まさか、だぜ……」
迅は少し近づいてみる。少年が顔を上げた。
「……………迅…………」
それは、よく見知った顔だった。














後書き
次回は主に病院、迅サイドがメインになるのではないかと予測。アテにはなりませんが。
物語も中盤を過ぎてきます。徐々に村の真実が………

それでは、次回も宜しくお願いします。それではー。
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