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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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どうあがいても、絶望―

side:Ayame
あやめは老人と共に老人が住んでいる小屋へ逃げ込んだ。屍人はそれ程動きが速いわけでは無いが、きっと追ってくるだろう。
「あの化け物は屍人。死んだ人間が蘇ったものだ」
「人間が、ですか?」
あやめが首を傾げる。老人は志村と名乗った。元々は此処の猟師だったらしいが、暫く前からこの村の異変に気づき、一人身を隠しながら暮らしているらしい。
「あぁ。……それより、アンタは何故こんな所へ来た?」
流石にゴースト関連の事を口に出すわけにもいかず、あやめが苦笑する。と、その瞬間に戸が叩かれる。
「!!」
志村が猟銃を戸へ向け、あやめへ下がるように合図する。
「……しつこい連中だ……」
そして、鍵が掛かっていた戸が乱暴に開けられた。



side:Setsuna&Koto&Suda
「…刹那さん、あんな所に家が……」
やや離れた場所に見えた家を須田が指し示した。刹那が慎重に近づいていく。
「! ……刹那、扉が開いてる!」
「本当だ………」
遠目からでもその扉が無残に壊されていることに気づく。
「……僕が見てくる。須田、コトを頼むよ」
須田にコトを任せようとするが、コトは刹那の服の裾を掴んで離さなかった。
「…………皆で行こうか」
結局、そこに落ち着いた。


「………」
家と言うよりも小屋。それはともかくとして、小屋の中には人の姿は無かった。だが、部屋はかなり荒されている。床には幾つかの空薬莢が落ちている。此処で誰かが銃を撃ったのだろう。
「…裏口が開いてるね」
コトが裏口の戸を指し示す。そこからは獣道が続いていた。
「……行ってみよう。どうせ此処にいても仕方ないし」
刹那の言葉にコトと須田が頷いた。警戒して裏口から外へ。その瞬間。
「!」
パン、と乾いた音がした。それは少し離れた場所から聞こえてきた。
「刹那さん! 今の!」
須田の呼びかけに刹那は頷き、コトの手を引いて走りだす。だが、コトは刹那の速さについていくことはできない。仕方なく刹那はスピードを落とす。
「須田、先に行ってくれ! 生き残った人がいるかもしれない!」
須田は頷くと、バールを持って走り出した。
「ごめん、刹那……」
謝るコトを撫でて、刹那も先を急いだのだった。

刹那達が着いたとき、須田は何かを調べていた。
「これは、屍人だね……ってことは、生存者が銃で撃ったんだろうね」
刹那の推測に二人が頷く。
「こいつらはすぐに復活するわ。首を斬り落とそうが、バラバラにしようが無駄だって、宮田先生が言ってたもの」
「宮田先生?」
「この島で唯一の病院の医者よ。…大丈夫かしら………」
コトが不安げに空を仰ぎ見る。
「とにかく、此処から急いで離れましょう。草が踏み分けられた跡がある。これを辿れば、きっと……」
須田の提案に異議は無かった。三人は急いでそこから離れ、草が踏み分けられている方へ向かったのだった。



side:Shiki
「……どうやら、貧乏くじを引かされたらしい」
志貴は茂みから眼前に広がる村を三眼式レンズで観察していた。これは望遠レンズ、ナイトスコープ、etc...を場合によって使い分けられる優れ物である。
ナイトスコープを覗いて中に見えるのは例の異形ばかり。先ほどから聞こえる奇妙な呻きや叫び声はあれが原因だろう。
「……あれを相手にするのは面倒だな。人など居そうに無いし、此処は迂回するか」
志貴は村を迂回し、別の村か建物…または人の居そうな場所を探すことにした。
まさか、その村に人が居るとは思いもしなかったのだ。

暫く茂みをかき分け、辺りを警戒しつつ歩く。大分切り開かれていて道が出来ているこの辺りでは、何体かの異形に遭遇していた。進路上にいる異形へ驚愕の速度で迫り、ナイフで一閃。切り株に座って錆びたコップ(中は空だった)を傾けている異形の時は相手の頭上へ跳んでの一閃。いずれも的確に喉元を切り裂いた。
「………これは病院か……?」
志貴は自分の目の前にある広い敷地を持った病院を見渡す。
「まるで打開策が無い以上、行動するしかない、か……」
志貴は冷静を保ちつつ、病院内へと歩みを進めるのだった。



side:Jin
「数が……流石に多すぎるぜ……!」
迅は順手に持ったナイフで次々と異形を斬りながら出口へと向かっていた。
屋根上にいた彼は物見櫓の上へ登ってきた異形に発見されたのだ。彼は物見櫓へ登るのは化け物に見つかる可能性が高い上、後から化け物が登って来た時に不利になるので登るのを避けていたのだが。
「やっと出口……いつまでもこんな所にはいたくないんだ……ぜっ!」
そもそも数が多すぎる。いくら迅とはいえ、イグニッションもせずにこの数の異形を相手にナイフ一本で戦うには不利だった。因みに、ナイフは屋根から飛び降りる時に踏みつけた化け物が持っていたシースナイフである。手入れが行き届いていて、切れ味も申し分ない。
近寄って来た一体を蹴り飛ばすと、迅は出口から外へ出る。そのまま森の中へと全速力で逃げ込む。屍人は追ってこない。村から外へ出るつもりが無いかのようだ。
「……?」
不審に思いつつも迅は森の中を進んで行く。やがて、銃声の音と共に、歩みを止めた。
「銃声……まだ生存者がいるんだな……」
迅は再び歩き出す。まだ見ぬ生存者に会うために。














後書き
今回は刹那以外のパートが短いです。あまり長すぎると読む気失せるんじゃないですかね?
修一郎パートが無いのは仕様です。病院の描写はもう少し先なのです。(何)
物語の進め方上、誰が出てくるのかが少々不安定な形です。予定が狂ってきているので。
次回はどこまで進むかが未定なので少々お待ちを。
それでは。
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