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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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呪われた村に、人が迷い込む時―

side:Shiki
「……この辺りの筈だが……」
黒夜・志貴が呟く。彼は、この島に辿り着いた所だった。
「………」
辺りを見回すが、人のいるような形跡はない。この辺りで、彼の部下が任務中に消息を絶ったのだ。
「…仕方ない。少し見て回るとするか」
と、歩き出した時だった。
「……」
ふと気配を感じて振り返る。今立っているのは辺りに障害物の無い広場。そして、その少し向こうから何かの気配を感じた。……人では無い。
「!!」
志貴がライトの光で照らした瞬間、光が何かに反射した。そして、それが何かを察した瞬間に横へ跳んだ。
パン、と乾いた音。それは聞きなれた銃声。志貴が視線を上げると、そこには―
「………何だ、こいつ……」
目から赤黒い血を流し、手にはライフルが握られている。
「…ゴースト……いや、違う……」
ゴーストとは違う気配……。
よく見ると、それは見覚えがある。……そう、この男は。
「………榊原……」
それは、志貴の部下の一人。此処で消息を絶った人物の一人だったからだ。
「…これは、どういうことだ……?」
思考する間も無く再び榊原が銃を向ける。志貴は撃たれる前に茂みに逃げ込む。後ろから銃声と、声。
「一緒に……行きましょう……」
まるで合成音のような声。志貴はイグニッションカードを掲げる。…だが。
「…起動しないだと……何故だ……?」
そこで気づく、先ほどから自分の周りに霧が立ち込めている。そして、それからは何か超常の力を感じる。この霧が原因であることに気づくまでに時間は掛からなかった。
「ちっ……」
舌打ちをし、身を屈めたまま走る。詠唱兵器以外の武器は刀とナイフ。ガトリング砲でも持ってくれば良かったか。流石にこの距離では分が悪い。
…本当は倒せた。しかし、長い付き合いの部下を斬るには、少しだけ時間が必要だった。
「……情報では…村が、ある筈だ……」
そこに行けばこの状況が少しでも打開できるかもしれない。志貴はそう思い、村を目指した。
そういえば、この情報は一体何処から来たのか。その答えは彼にも分からなかった。



Side:Ayame
「…おかしいですね……」
雪乃城・あやめは困惑していた。
彼女は友人のサポートとして目的地へ向かう……筈だった。しかし、今いるのは霧が掛かった全く見当違いの島。そして、船は港などでは無く、浜に打ち上げられている。
「そういえば、船には……」
誰も乗っていなかった……どうして今まで気付かなかったのだろうか? 分からない。
「……島、ですよね……無人島ではないみたい……」
浜にはボロボロの木船が幾つか置き去りになっている。
「…次の船は……近くの島に行けば、分かるかも………」
そこまで考えたとき、ふとあやめは降りてきた船に視線を向ける。何となく、違和感を感じて。
「――!」
彼女が見たのは、二人の男。…だが、人間、少なくとも常人には見えない。なぜなら、目からは赤黒い液体が流れ続け、鎌を持って叫びながら走ってくる。これを見て常人だと思える人はいるだろうか。
「…っ!」
あやめはそこから全速力で駆けだした。このままでは、まずいと脳が警告する。イグニッションするという選択肢さえ思いつく暇も無かった。
農村へ続いているであろう道を駆け抜ける。だが、彼女は止まらざるを得なくなった。
……前方から女性が歩いて来る。だが、それが人間でないことも、明白。
「そんな……!」
絶望しかけた瞬間、パン、と乾いた音と共に目の前の女が吹き飛ぶ。
驚くと同時に声が掛かる。
「……アンタ、外の人間だな?」
そこには老人が立っていた。目から血は流れていない。老人にしては精悍な体躯だ。手には猟銃。
「…来い。此処は危険だ」
とにかく、その老人に着いて走る。
(……此処は、一体……?)
その疑問の答えは、どうしても見つからなかなった。



Side:Setsuna
「…はぁ……はっ……はぁ……」
刹那とコトは空き家の屋根裏に潜んでいた。
あの化け物を蹴散らした後、空家の屋根裏に上がり、息を整えていた。僅かな隙間から屍人の行動が見える。
どうやら、家族だったらしい。一人は壁にワケのわからない絵を描いている。一人は新聞らしき紙を広げている。一人は何も乗っていないまな板に包丁を叩きつけている。
「……どうしよう……」
腕に縋りついてくるコトを安心させるように撫でる。
…刹那には先ほどから観察していて分かったことがあった。
一つ、奴らは気配に敏感なワケではない。これは今の状況からも分かる。
一つ、奴らはどうやら生前の行動をなぞっているようだ。
一つ、奴らは、このコトという少女を狙っている。
「……だからといって、打開策があるワケでもないな……」
とにかく、少し休憩したら此処から気付かれないように出よう。そう思って、刹那は深呼吸を一つしたのだった。














後書き
長めになりましたが、これで第二話は終了です。今回は黒夜志貴さんと雪乃城あやめさんに登場して頂きました。口調などに問題があればご指摘ください。
尚、老人は人間です。他にも外から来た人間は数名居る為、彼らとの接触がどう影響するのかも鍵でしょう。

それでは、次も宜しくお願いします。
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