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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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「……何処に行くんだ?セツナ」

路地を歩いていたセツナは後ろから聞こえた声に振り返る。そこにいたのは灰色の髪に赤い眼の少女。いや、少女に見えるようで実は少年である。
「……刹那はどうしたんだ?」
「眠っている。お前こそ、何の用だ。紫昏」
時任紫昏は肩を竦めた。
「別に用ってワケでもないけどな。ただ、お前の後ろ姿が見えたから声を掛けただけだ」
「……そうか」
セツナはそれだけ言って踵を返す。
「……何をやるつもりだ?」
「お前には関係ない事だ」
「その身体は刹那のものでもある。俺はあいつの友達だ。だから、守らなきゃならない」
セツナは暫く沈黙していたが、ふっ、と息を漏らした。
「……やらなきゃならねぇコトがある。俺一人で片をつけなきゃならないことだ」
紫昏は暫く眼を瞑って思案していたが、やがて頷いた。
「お前がそう言うなら俺は止めねぇよ。……但し、死ぬなよ」
「勿論、そのつもりだ」
セツナは再び歩き出した。
「……馬鹿野郎」
紫昏はその背中にポツリ、と呟きを洩らした。

セツナは暫く歩き続け、やがて広場に出たところで立ち止まった。辺りはすっかり暗くなり、夜の闇に包まれている。
「……いつまで隠れているつもりだ?早く出て来い」
「………気づいてたか。流石だ」
暗がりの中から現れたのは白いコートと仮面の男、だった。
「そっちから出向いてくるとはな……それも、アンタが直々に」
仮面の男―ナイトはふっ、と笑う。
「何、そろそろ君を私の所に連れて来ねばならぬと思ったのでな。説得に応じるつもりは?」
「ない!」
セツナは刀を抜き放った。
「やれやれ……また同じことを繰り返すつもりかね。セツナ」
ナイトは拳を構えた。
「……マリアは何処だ」
「彼女なら私たちの所へ帰って来ているさ。君が戻らないことに腹を立てていたがね」
「……何だと……?」
マリアは、あの時自分に助けを求めていた。なら、”俺”が助けに来ないことならともかく、戻らないことに怒る筈がない。だとすれば………。
「あいつに何をした……」
「何もしていないさ」
「そんな筈は無い。あいつは……俺と共にいたアイツは組織時代のマリアでは無かった……ならば、お前が何かしたに決まっているだろ、ナイト!」
「……一つ訂正させてもらおう。私は既に、”ナイト”ではない。私は全てを無に帰す者……”ゼロ”だ」
「そうかい……言いたいことはそれで終わりだな……お前を叩き伏せてからマリアの事を聞かせてもらう……勝負だ、ゼロ」
セツナは今度こそ刀を握り、斬り掛かった。


ギン、ガン、ガッ、と打ち合う音が響く。セツナが薙げばゼロは避け、ゼロが打てばセツナが弾く。
そんなやりとりが数十合に及んだ。
「いい加減にしたまえよ、セツナ……結果は変わらない。君は敗北し、私に下る。君に剣を教えたのは私だ。憶えているだろう………そう、まだ君は14歳だったか」
ゼロの口元が歪んだ。その仮面によって表情は見えない。
そして、その台詞にもう一つの結論に至る。セツナが以前から悩んでいた、だが解決に至らなかった事……。
「……俺の組織に入る前の記憶……そう、14から前の記憶だ……消したのは………お前だな……ゼロ……あの当時、あの組織でそんな真似ができるのは……唯一人………お前だ……!」
ゼロは、哂う。
「クク……ハハハッ! ようやく……ようやく結論に至ったかセツナ! 随分と時間が掛かったものだな!」
セツナの紅の眼がぎらついた。
「ふざけるなあぁぁっ!返せ、返せよっ!俺の……俺たちの時間を!お前のせいで失われた俺達を………返せぇぇぇぇッッ!!」
セツナの一振りを、ゼロは防がなかった。僅かに身を反らし、刀の切っ先は仮面を弾き飛ばした。





「………何だと………?」


俺が弾き飛ばした仮面の下の顔は、見覚えがある。いや、見覚えなんてそんなものじゃない。あれは


…俺の……顔だ……!


呆然とする俺に、奴は哂いながら語りかけてくる。
「おめでとう……セツナ。これで君はようやく、自らの出生について知ることができるわけだ……」
あの仮面にはボイスチェンジャーが付けられていたのだろうか?
事もあろうに、声まで俺と同じ……!
「どういう……どういうことなんだよっ!お前は……お前は誰だぁぁっ!!」
ゼロは即答した。
「私はお前だ。セツナ。……いや、お前の………オリジナルだ」
「!?」
「まさか、此処まで強くなるとは思いもしなかったがな……いやはや、流石は私だ」
「……………」
「勘付いているだろう。君は……いや、お前は………俺のレプリカだ。セツナ」
………」
セツナが一歩下がる。ゼロは仮面を拾うと飛び退った。
「決着を付けようじゃないか、セツナ。一週間後、此処で最後の勝負だ」
ゼロが紙を落とす。地図のようだ。
「………」
セツナはそれを拾い、ゼロを見据えた。
「………せいぜい足掻け、レプリカ」
その言葉を最後に、ゼロは消えていった。


「それでも………それでも、俺は………」





















後書き
いやいや、急展開すぎじゃね?書いてて思ったさ、うん。
実際あんまりだらだらやるのもアレかな、とか思ってさ。あ、やめて石投げないで!

セツナがゼロのレプリカだっていう設定は前からありましたけどね。とうとう使いましたよ。後は最終局面へ向かって一直線。早く終わらせて日常編を書きたい。ギャグ路線、ほのぼの路線で書きたい。(殴

時任・紫昏背後さんの許可を頂き、時任・紫昏の登場です。刹那の友人の中でもかなり近い関係にあるのではないでしょうか。凄く仲が良いです。(笑)最初に会ったのは依頼なんですけどね。

ご都合主義なのも急展開なのも分かってるけど突き進むこの道!どうか最後まで読んでやってください。(土下座)

それでは~ノシ
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