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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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二人が激突する部屋に、二人の人物が駆けこんできた。


「これは一体!?」
「フレイア、しっかりして!」
キリアとシオンはフレイアを抱き起こし、セツナを見る。
「セツナ、いい加減にするんだ!僕達の何がそんなに不満だと言うんだ!」
セツナの瞳が一瞬だけキリアに向けられた。
「…………何が?……そうだな、敢えて言うなら………」
セツナが刀を振り上げ、ゼロを斬り裂くべく振るう。
「全部」
ゼロはそれを受け止め、同時に掌を突き出す。
「爆水掌!」
セツナを水の奔流が吹き飛ばす。しかしセツナは難なく着地すると掌を空に掲げる。
「面白ぇじゃねぇか………穿て!」
手を振り下ろすと、そこから鋭利な水の刃が発生し、ゼロの首を狙う。だが、ゼロは分身術によってそれらを避けた。
「…………苛々させやがって……いい加減、倒れろッ!」
闇を纏った刀でゼロと切り結ぶ。
「……所詮レプリカのお前が、お前の師である俺に勝つことは出来ない」
ゼロの蹴りがセツナを穿ち、宙に吹き飛ばされる。ゼロは間髪入れずに跳んだ。
「お前は、老いた俺にすら勝てん……ならば、所詮は出来損ないだった訳だ。…俺の計画はいずれにしろ失敗、というワケか」
ゼロは空中で蹴りを数発叩きこむ。セツナは全てを受けたもの、今だに闘志は消えない。
「ああああああぁぁぁぁ!!」
セツナは空中で反回転し、ゼロを地面へ叩きつけるかのように蹴り下ろす。ゼロはそれを受けて地面に叩きつけられた。
「……どうだ、少しは…効いたろ………」
セツナは段々疲労が限界へ近付いてきたことを悟っていた。だが、膝を着くことは許されない。
ゼロが、立ち上がった。
「……いい加減厄介になってきたな」
ゼロが右手を前に突き出す。セツナが訝しげに思う前に、その掌から網膜を焼くような強烈な閃光が迸る。
「!?」
セツナが思わず目を閉じる。だが、それは眩しいというだけでは無かった。
「……何だ、これは……俺が……引き剥がされる………!」
身体が力を失い、地面に膝を着いてしまう。その瞳の色は『黒』でもなく、『紅』でもなく、『青』でもなく……『無色』だった。
「………どういうことだ……力が入らない………」
まだ意識を保っているものの、非常に危険な状態だ。ゼロがゆっくりと歩み寄ってくる。
「これは、俺の研究成果だ。人は身体、心、精神によって成り立っている。…そこで、俺はお前の弱点に気づいた。…お前は一つの身体に三つの心を持つことで力を使い分けている。……ならば、何も入っていなければ……誰の力も使えない状態のお前ならどうなるか………結果は」
ゼロがセツナの頭を掴み、地面に叩きつける。血が舞った。
「この様だ」

「………キリア、私たちは……」
「……あぁ」
セツナが一方的な攻撃を受けてる中、二人はフレイアの話を聞いていた。自分たちが、ゼロによって狂わされている。それを信じることは容易ではなかったが、フレイアがそんな嘘をつくような人物ではないことも分かっていた。
「……僕達は……僕達が、間違っていた……?」
呆然と彼は呟いた。それを信じる前に、この戦いは終わると、そう予感しながら。













後書き
ご都合主義とか若干設定違くね、とかそういうのはナシの方向で。
刹那は心によって力が変わりますが、それはあくまでもどれか一つの心が身体を統治している時の話であり、特殊な光によって心を乱し、誰の心も完全に定着させない状態にさせられると力が発揮できません。但し、この光は一度のみ効力を発揮し、二回目以降は心が慣れるので効力を発揮しないのです。
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