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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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少年が描く理想は、たとえ小さくても―




「な、何だよこの化け物は!?」
須田が驚愕に悲鳴に近い叫びを上げる。隣ではコトが絶望を宿した瞳で、2メートルを超えるであろう化け物を見上げた。
「こいつは、あの文献の……!」
修一郎が竹内を振り返ると、彼は拳銃を取り出して頷いた。
「あぁ、こいつがあの化け物……『甲式』と呼ばれている」
竹内の拳銃を見てあやめが驚愕に目を見開いた。
「戦うつもりですか!?」
「こいつは俺達のせいで生み出された。なら、俺達が決着をつけるべきだ……」
そうだろ、宮田。そう呟き、照準を合わせた。
「くたばりやがれ! 化け物ォォォ!!」
竹内は迷うことなくトリガーを引いた。撃ち出された鉛玉は真っ直ぐ、化け物の眉間を撃ち抜いた。だが、
「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
「!?」
甲式はそれを気に留めた様子も無くその右手で竹内を殴り飛ばした。竹内は木にぶつかり、ずるずると地面に座り込んだ。
「………!」
志貴が即座に駆け寄って脈を測り、そして首を横に振った。
「嘘だろ……!」
迅が手にしたナイフを強く握り込んだ。
「GAAAAAAAAA!!!」
醜い化け物……甲式は祠の前に立ちはだかり咆哮した。その咆哮によって辺りに立ち込めていた霧が晴れた。
コトの唇が小さく、三度動いた。ある者は絶望し、ある者は戦う手段を考え、ある者は逃げる算段を立てようとした。
だが、そのいずれよりも早く甲式の拳が振り上げられ―

「どうやら、間に合ったみたいだね?」
「!?」

甲式の拳が下ろされた。
霧が晴れ、辺りが見渡せるようになった。とはいえ辺りは闇に包まれていて確認し辛い。だが、それでもその少年の姿を誰もが確認することができた。

「………」

甲式は静かに、黒いコートを纏い、傷から銀色の粒子を流している少年を見据えた。

少年もまた、静かに刀を抜いた。

「僕がこの場を引き受けるよ。早くこの世界から逃げるんだ」

「…………」

コトの目から涙が溢れた。その涙の理由は何だったのだろうか。

迅が、彼の友人に限りなく近く、だが、それでも本物ではない少年を見つめた。少年は、微笑で返した。

志貴や修一郎達が驚愕を隠せない表情で少年を見た。少年は一瞬だけ、哀しそうな表情を浮かべた。

「さぁ、そろそろ始めようじゃないか」

巨大な化け物を見て刹那は笑った。


―僕とお前……創られた幻想同士の、戦いってヤツをさ―














後書き
前回に比べると少し短いですが、今回はこれにて終了にございます。(何
背後が割と時間を取れないでいるので更新が遅くなったことをお詫び致します。(汗
さて、これでメインの登場人物が出揃いましたね。いよいよファイナルバトル。
最高にハイなバトルを書けると良いなぁ。(ぇー
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