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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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よく晴れた日だった。

僕は月に一度、この町へ来る。誰一人存在しない町。かつてはゴーストが徘徊していたが、僕は古い友人と………まぁ、それはいいや。
「……それじゃ、僕は行く。また来るよ、義父さん、義母さん」
二人の墓に手を合わせて、僕は踵を返した。

「……変わったな、此処も」
当たり前と言えば当たり前。あの日のゴースト事件からこの町は崩壊、死んでしまったのだから。それでも、この町で過ごした記憶は消えてはいない。
「………」
瓦礫が散らばっている中に腕を見つけた。腕だけじゃない。人……?
慎重に近づき、声を掛けようとして気づいた。
「…え? ………あ、え……?」
この少女を、僕は知っていた。
「……恵……何で……?」
そう、彼女は僕の幼馴染の一人。恵だった。

「……恵、気がついた?」
「…刹那君? 何でこんな所に……?」
「それはこっちの台詞だよ。どうしてこんな所に……いや、とりあえず此処から出よう。危険だ」
立ち上がり、促すが彼女は動かない。
「……恵?」
「…あのね、探し物をしてるんだ」
「探し物?」
「うん」
あの事件からもう3年以上経った。なのに、探し物?
「何を探してるんだよ?」
「………」
恵は沈黙する。
「…言いたくないなら良いさ。けど、今探さなきゃダメなのかい?」
黙って首を縦に振る。どうやら探さなきゃならないらしい。
「分かった。僕も手伝う」
恵は黙って頷いた。


それから数時間後。
「……あったかい?」
何を探してるのかは知らないけど、それらしいものを探して瓦礫を除け続けている。
「……!」
首を振った恵が、ふと顔を上げて瓦礫の下へ駆け寄る。
「お、おい!そこは危ないぞ!崩れかかって……」

ガラガラガラ、という音。僕の目の前で、恵は瓦礫に飲み込まれた。

「………!!!」
声も出なかった。目の前で、恵が……!
「恵!?」
一瞬の間を置いて、瓦礫が揺れる。

…揺れる?違う、崩れている。山になった瓦礫が………

「……そんな、まさか……!」
瓦礫が吹き飛び、恵が姿を現した。手には大きなナイフが握られている。
「……あった、よ」
「……恵……」
たたた、と駆け寄ってくる恵。目の前まで来た時、奇妙な違和感を覚える。

恵が僕に飛び込んでくる。……次の瞬間、胸に鋭い痛みを感じた。
「ぁ、ぐ!?」
恵を突き飛ばすと、彼女の手には血塗られたナイフが握られていた。胸に手を当てると、そこには真っ赤な血。
「な、何で………」
思わず膝をつく。僕の背に重みを感じる。……だが、温かさは無かった。僕の背中に、恵が抱きついていたのだ。
「…キミが悪いんだよ。ずっと好きだったのに、気付いてくれないんだもん」
彼女は笑っていた。
「でもね、もういいんだ。死んで、私と同じになろ?」

…冗談じゃないなぁ……何で、いつもいつも僕は面倒事に巻き込まれるんだろう。













後書き
ヤンデレです。以上。
後編に続く。(ぇー
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