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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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「戻って来い、セツナ。あの方はお前を必要としている」
俺の耳に響く言葉。


俺は数の差に押されていた。相手は俺と同格……いや、今の俺では相手の方が上だろう。
『刹那』になってからというもの、俺は以前の力を発揮できずにいた。……恐らく原因は俺の愛刀が無くなっていたから、アイツは鍛錬をしていなかったから、だ。
「……この刀、何だ………?」
俺の手にある刀は何かおかしい……闇の力を纏っているようではない。しかし、無銘の刀でも無いだろう。
何か力を感じる。俺には不可解な力だ。
…それが癪だ。
「意識をこっちに戻せよ、セツナァ!!」
「!!」
振り下ろされる鉄槌。それを紙一重で避けると刀で斬りつける。相手は武器の重さのせいか、やや反応が遅れた。
「うっ…!」
呻き声を漏らすと斬られた相手は即座に間合いを切る。
「武器が変わっても攻撃した後の反応は相変わらず鈍いな、ソウマ?」
ソウマは歯軋りをし、再び鉄槌を構えた。
「ソウマ、僕の援護に合わせろ!」
叫びながらガトリングガンを構えるもう一人。俺は目だけそいつに向けた。
「アンタも相変わらず指揮官やってるんだなキリア!だけど、それなら他の2人にも指令を飛ばすべきだぜ!」
俺は無造作に腰の後ろから拳銃を抜き、左に一発、後ろに一発、術式の銃弾を放つ。それは狙いを違わずにそれらに命中した。
2人の呻き声。それはどちらも女性の声。
「シオン、フレイア。お前らももう少し周りの状況をよく見て動くんだな。それだから1人相手に手こずるんだ」
それぞれが悔しそうな表情を浮かべ、俺の周りを囲むように立つ。シオンが言う。
「貴方も相変わらずね。挑発なんかしてる暇があるなら、負けた後の命乞いの仕方でも考えたら?」
フレイアが口を開いた。
「セツナ……戻ってくるつもりは無いのか?私には、お前が必要だ」
「………悪いな、俺は…まだ、戻れない」
はっきりと、フレイアを拒絶する。俺が好きだった人。初めて守りたいと思った人。だけど、今の彼女は……俺が好きだったフレイアじゃない!
「フレイア、聞いたろ?俺たちはこいつを力づくで連れくしかないってことさ」
ソウマが嘲笑しながら言う。フレイアが頷く。
「セツナ………目を覚まして……!」
「それはお前達だ!いい加減目を覚ませよ馬鹿!」

そして再び、刀が交わった。


戦いの気配が濃くなってくるのを感じた。恐らく、刹那の近くまで来ているのだろう。
「止まれ、二人とも」
輝の言葉に足を止める。
「良いか、絶対に俺の前に出るなよ?」
「分かってる!早く行かなきゃ!」
俺は輝を急かす。
「……よし、行くぞ!」
輝を戦闘に、一気に駆け出す。そして見つけた、白いコートを纏った………刹那。
「刹那ーー!!」
俺は叫んだ。安堵を込めて。


「刹那!!」
聞き慣れた声に俺は振り向く。幸い、奴等も声の主に目を向けた。
「…翔……矢………」
俺はあいつを知らない筈。だが、俺の中の刹那が、翔矢を呼ぶ。
「翔矢ーー!!」
俺―僕―は叫んだ。逃げろという意思を込めて。












後書き

久しぶりに更新です。いや、創作意欲が失せてました。←
ほぼ全ての人物が集まりました。これからどうなるのかお楽しみに。
おまけを書いておきます。…ヤンデレなおまけですが。





やっと見つけた、大好きな彼。
彼からは闘志が満ち溢れているのを感じる。
「待ってて………私が……コロシテアゲル
衝動を抑えて、駆け出す。彼へ。


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