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此処はTW2シルバーレインのキャラクター「守衛・刹那(b34281)」についてのブログです。 シルバーレインと関係の無い方々のコメントやリンク等は許可致しません。ご了承下さい。
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翔矢と輝は倒れた刹那を両側から抱えて地面に立つ。

先までの戦いがまるで嘘のように静かになっている。周りには既に動くものは無い。だが、ゴーストが集まってくるまでに、そう時間は掛からないだろう。
輝と翔矢は町の外へ出る。振り返り見た故郷は、もう昔の面影もなく。ただ、凄惨な事件があったことを。そして、少年達に過酷な試練を与えたことだけを静かに物語っていた。

「…輝、これからどうする?」
刹那が目を覚ました後、彼らは今後の方針を捜していた。
「…俺は自分がいた組織に戻るよ。仲間もいるし、とりあえず休みたいからな。事情を話せば刹那と翔矢も休めると思う」
しかし、刹那は首を横に振った。
「…ごめん、僕は行けないんだ」
「どうしてだよ?」
刹那は少し躊躇い、言葉を紡いだ。
「…僕は、僕自身のことをもっと知らなきゃいけない。記憶を取り戻すことも必要だし……それに、僕の中にいる誰かの正体を知りたいんだ」
輝は暫く考え、頷いた。
「刹那がそう決めたのならそうすれば良い。止めることはできないさ」
翔矢は納得しかねる、といった顔で渋々頷いた。
「……また、逢えるよな?」
刹那は答える。確信は無いけど。
「…あぁ」
また、逢えると信じて。いつの日か……また。


これから一年後、刹那は荒野で瀕死の状態で倒れているところを銀誓館学園の能力者によって保護され、銀誓館学園の能力者として戦うこととなる。
そして、翔矢、輝の二人の消息は未だ不明である。













後書き
ここで過去編は終了、ようやく現代編の刹那とマリアの話に打ち込める……。
刹那は一年間ゴーストの殲滅、及びアタラクシアと戦った末に限界を迎え、やがて力尽きました。
銀誓館の能力者は依頼の帰りに偶然拾ったようです。
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